「ディーラーで見積もりをもらったけど、あまりにも高すぎる…。」
「見積額以上に、車検を何とか安く抑えられないのかな…?」
そう思っていませんか?
車検代金は基本的には値引き可能です。
ただ、私も今まで10社以上に見積もりをもらってきましたが、
値引きをしてくれやすい業者としてくれないところがあるなと感じています。
そこでここでは、
- そもそも車検の値引きができる業者ってどこ?
- 車検値引き交渉の方法は?
- さらに車検費用を安く抑えるコツは?
について、お話ししていきたいと思います。
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車検が値引きできる業者はどこ?
まずは、車検を受けられる場所ってどんなところがあって、どんなところが値引きしやすいのかを見ていきましょう。
車検ができる業者は、主に以下の通りです。
※ユーザー車検は除きます。
- ディーラー
- カー用品店(イエローハット、オートバックスなど)
- 車検専門店(ホリデー車検、コバックなど)
- ガソリンスタンド
- 民間の整備工場
この中でも、値引き可の場所と、難しい場所があります。
分けると以下のような感じです。
≪どちらかというと値引きしてもらいやすい≫
- 民間の整備工場(場所による)
- カー用品店(イエローハットなど)
- 車検専門店(特にコバック)
- ガソリンスタンド(エネオスドクタードライブなど)
≪どちらかというと値引き交渉には応じてくれない≫
- ディーラー
※10回以上見積もりを取った経験&口コミによります。
業者によって異なる場合があるので、あくまで参考にしてください。
正直ディーラーは、「パンフレットの最低額」以上の価格交渉には、基本的に応じてくれません。
ですが、「値引き交渉のやりよう」によっては費用を最小限に抑えることも可能になります。
また、ディーラーにお願いしたいと思っているのか、コバックにお願いしたいと思っているのか、といった
車検業者別に、「効果的な値引き交渉の方法」も少しづつ変わってきます。
効果的な値引き交渉の方法を知ることで、最安値を叩き出せる確率がグッと上がります。
ここでは、その方法をお話ししていきたいと思います。
車検値引き交渉の、効果的な方法とは?
では、成功しやすい&実際に成功した交渉方法を見ていきましょう。
①2社以上から見積もりをもらって提示する
王道中の王道ですが、2社以上見積もりをもらって、その見積もりを武器に値段交渉する方法が、手間はかかりますが一番有効です。
「もう少し安くなりませんか?」では、相手方も何も判断材料がないため、最安値まで下げてくれることは難しいでしょう。
「どうしてもディーラーで受けたい」などお目当ての車検業者があるなら、安めの車検業者にも見積もりをもらって、何とかそれに合わせるように頑張ってもらいましょう。
⇒参考:車検費用はどこが一番安い?「ディーラーが高い」と不満な私が、よりお得な6社を徹底比較してみました
②早めに見積もりをもらい予約を完了させる
ただ、「忙しくて2社以上の見積もりなんてもらってられない」という方もいると思います。
その場合は「早期予約割引」を使いましょう。
ガソリンスタンドや、オートバックスなど、場所によってはもともと特典で「早期予約割引」で3,000円ものOFFなんかをしてくれることもあります。
大々的に「早期割引」を提示していないところには、「御社で決めるので…」と早めに打診しておくと、値段交渉に応じてくれやすいですよ。
③予約が空いているときを狙う
車検の予約が空いているときを狙うのも一つの手です。
ガラガラの平日の昼間に持ち込むのであれば、向こうも予約を埋めたいので、割引してくれることがあります。
また、車検業者によっては、平日入庫で日用品をプレゼントしてくれるところもあったり…。
「平日に入庫するので、少し安くなりませんか…?」と交渉してみるのも一つの手です。
④事前に見積書をもらい、必要ない追加整備費用は断る
車検費用を値引きする方法も大事なのですが、「そもそも必要ない追加費用は断る」これが車検を安く済ませられるコツです。
「見積もりの明細に書いてある費用って、車検に必要なものじゃないの?」
と思われているかもしれませんが、実は、見積書には必ずしも必要でないものも含まれています。
ディーラーやカー用品店に多いのですが、
たまに「必要のない整備費用」が入っていますので、そこは削れるので、精査しましょう。
メモ
ここでいう「必要のない整備費用」とは、「車検を通すために必要のない整備費用」のことです。
特にディーラーなんかでは、万全を期して、「今十分使えるけど、交換時期だから好感しておいた方がいい部品」も見積もりに入れられることが多いです。
そのため、すべて「分からないのでOK」としてしまうと、費用がかなり高額になってしまう場合があります。
メモ
「必要ない整備かどうか」はどうしても自己判断になりますが、言われるまま交換していると、車検費用がかなり高額に跳ね上がります。
調べ方は、他業者で見積もりをもらう、持ち帰ってインターネットで調べる、知人に聞くなどの方法がおすすめです。
「車検当日」に見積もりをもらってしまうと、内容を精査することができないため、
見積書は事前にもらっておくことをおすすめします。
ディーラー(ホンダ、トヨタ、日産)の車検値引き交渉
ディーラーは基本的に、値引き交渉に応じてくれないところが多いです。
ディーラーははっきりとした基本料金が設定されており、その基本料金が他の車検業者と比べて、かなり高めです。
「相見積もりを見せる」といった方法も、そこまで効果的ではないように感じています。
(私もトヨタとスズキのディーラーに聞いてみましたが、「パンフレット以上には安くできないですね…」と言われてしまいました。(パンフレットがそもそも高いのですが…。))
ただ、
- 早めに予約を入れる
- 平日に車を預ける(空いているのでディーラーもありがたい)
- 3日ほど預ける(納期に期限がないとディーラーもありがたい)
- 代車がいらない
などディーラーの都合に寄せた形では、交渉が可能です。
また、ディーラーによっては、ディーラー提携のクレジットカードで支払うと、ポイントがついたりすることも。
他の車検業者に比べると「交渉の割にはそこまで安くならなかった…」ということも多いですが、
「どうしてもディーラーにお願いしたい」という場合は、試してみてください。
オートバックスの車検値引き交渉方法
オートバックスは業界でもほぼ最安値なので、値引きをしてくれたとしてもごくわずかだと思われます。
オートバックスは値引きというよりも、「早期割引特典」「リピーター特典」など各種特典を活用しましょう。
ただし、これらの特典内容は店舗によって異なります。
お近くのオートバックスに特典があるかどうかチェックしてみましょう。
⇒オートバックスの特典のお得なもらい方はこちらで解説しています
ガソリンスタンドの車検値引き交渉方法
ガソリンスタンドもほぼ最安値なので、値引きをしてくれたとしてもごくわずかだと思われます。
ただ、追加整備などを見積もりにいれられることもあるので、必要ない分は断るようにしましょう。
ガソリンスタンドもどちらかというと、「早期割引」「特典利用」がお得です。
特にエネオス(ドクタードライブ)なんかは、多くの店舗で早期割引を実施しているところが多いですよ(3ヶ月以上前予約で3,000円など)。
お近くのガソリンスタンドに特典があるかどうかチェックしてみましょう。
⇒ガソリンスタンドの特典のお得なもらい方はこちらで解説しています
民間整備工場での車検値引き交渉
民間整備工場の値引き交渉では、「他の見積もりを見せること」が効果大です。
ただ、民間整備工場は個人経営なので、対応はまちまち。
個人で行っているところが多いので、大手フランチャイズ店に比べると、値引き交渉はしてもらいにくくなる印象です。
民間整備工場は「安さよりも質で頑張っている」ところが多い印象ですね。
メモ
個人的に受けた際、オートバックスの見積もりより1万円ほど高かったので、安くならないか頼んでみたところ、
「オートバックスは安すぎるので、うちではどうしてもこの価格までは下げられない」と言われてしまいました。
ただ、時期や工場によっては、「地域最安値」を張って頑張っているところもあります。
どうしても場所によりますので、口コミなどをチェックしてみてください。
⇒民間整備工場の値引き方法は?こちらで解説します
そもそも値引きできる「車検費用」の箇所は?
そもそも車検費用で「値引きできる個所」ってどこなのでしょうか?
これを知らないと、「値引き上限額」が分からず、やみくもに交渉してしまい、失敗もしかねないので、交渉の前に押さえておくようにしましょう。
車検費用は、そもそも基本検査料+法定費用(国で定められている税金、保険料、印紙代のこと)+追加整備費用で成り立っています(上の図参照)。
そもそも法定費用は、国で決まっている税金等の額ですので、値引きはできません。
値引き交渉ができるとしたら、「車検基本代金」「追加整備費用」の部分が上限だと思ってください。
初めて車検を受けられる方は、「見積書のどの部分を見ればいいの?」と難しく思うと思います。
でも、分かりやすく書かれているので大丈夫ですよ。
下の見積書をみてください。
「作業内容・使用部品名」と書いてある箇所が、交渉可能な「車検基本代金」「追加整備費用」にあたります。
(お店によって、見積もり様式は異なります。)
やみくもに「安くしてください」ではなく、この部分を見て交渉すると、スムーズにいきやすいですよ。
メモ
「車検基本代金」「追加整備費用」が1万円前後なら、私は値引き交渉はしていません。
なぜなら、車検業者の取り分が「車検基本代金」「追加整備費用」だから。
これだけギリギリの値段で提示してくれていて「もう少し安くならない?」と交渉するのは、お互いの印象を良くしないので、
これ以上の値引き交渉はやめておいた方が無難かもしれません。
車検費用を安く抑えるコツまとめ
ここまで車検の値引き交渉のコツをお話してきましたが、実は
車検の費用は「値引き交渉はできるけど、基本的にそんなに大きく割引はされない」と思っておいた方がいいです。
5年10年前は車検を業者に出すだけでも莫大な費用がかかりましたが、現在はコバックやオートバックスなど格安車検が多く出てきています。
車検の価格自体かなり安くなってきているからです。(軽自動車で4万円台で車検ができるところも…!)
「どうしてもディーラーで受けたい」というこだわりがある方も、一度立ち止まってみてはいかがでしょうか。
というのも、私も初めて車検を受けるとき、「ディーラー以外ない」と盲目になっていたのが、
6回以上車検を受けてきて、実は「車検を通すだけなら、ほかの業者でも全く変わらない」ということに気づいたからです。
当時はディーラーで受けたい一心で、必死に安い見積もりを取り、ディーラーに提示してみました。
ですが、ディーラーには「これ以上安くできません」と一蹴。
(普通車ノアで、ディーラー約10万、オートバックスで約7万円、差額3万円もの差でした。)
その当時、家計もひっ迫していて、車検にかける費用がそこまで出せなかったんですね。
仕方ない…とオートバックスに出しましたが、すんなり車検は通りました。
2台の車をディーラー⇒ガソリンスタンド⇒オートバックスと車検に出してきていて、もう8年ほど乗っていますが、
今まで乗っていて不具合が出たことは一切ないですよ。
(もちろん必要な整備は、都度しています。と言っても、簡単な整備ですが。)
メモ
「交換目安」が分からない方は下の記事も参考にしてみてください。
⇒車検で必要な部品交換は?
もし、予算がないなら、わざわざ高いディーラーを選ぶメリットって何でしょうか?
格安車検を受け続けてきた私は、「特にない」と断言できます。
「車検を通すだけ」と割り切るなら、無理に値段交渉を頑張るよりも、思い切って安い車検業者に出してしまったほうが家計費の節約にも、交渉する時間やの節約にもなります。
もし「車検費用を安くしたい」とお考えなら、「安い車検業者」も一度検討してみてもいいかもしれません。
⇒車検費用はどこが一番安い?「ディーラーが高い」と不満な私が、よりお得な6社を徹底比較してみました
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